腰痛

腰痛でお悩みの方に

「椎間板ヘルニアなんです。」
「腰椎が分離しているんです」
「腰の骨と骨の間隔が狭くなって神経を圧迫しているんです」
お客様からそう申告されることが多々あります。
ところが多くの腰痛のお客様が
整体施術で改善されていく現実もあります。
ヘルニアや分離症という状態は変わっていないのに
腰痛が改善されるのは何故でしょう?
それはヘルニアや分離症が腰の痛みの原因ではなかったからではないでしょうか?
腰椎ヘルニアや、分離症は「在る」。けれど、「痛みの原因ではなかった」。
なので、ヘルニアがあるままで、痛みが軽減した。
こういう図式があるのかも知れません。(もちろん全ての場合が当てはまるわけではありませんが)

最近の整形外科医の中には
「椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因となることはありません」
「痛みやしびれは神経症状ではありません」
「神経は圧迫に対してとても強く、圧迫したぐらいでは何もおきません」
「 強く絞扼(しめつけ)すると麻痺が生じます。つまり、無感覚、運動麻痺が生じます」
「腰椎すべり症、分離症(初期の疲労骨折は除きます)、椎間板や軟骨の変性が痛みの原因となることはありません」
「構造と痛みは別問題です」
と仰る先生もおられます。
つまりは
「構造(骨格)の異常は痛みの原因ではない」
「痛みの原因は機能(筋肉)の異常にある」
ということですね。
医学界の中でも痛みに対する考え方が大きく変わってきているのです。

歪みやズレではなく異常のある筋肉・ポイント

当院では
「筋骨格系の痛みやしびれのほとんどは筋性疼痛(攣り、引っ張り、こわばり、凝り、痙攣、攣縮、スパズム)」だと考えています。
簡単にいうと、「筋肉がなんらかの理由によって柔軟性をうしなって異常な状態になってくることが痛みを生み出す要因だ」ということです。
ですから施術方法としましては
まず歪みやズレではなく異常のある筋肉・ポイントを探します。
そのポイントに手技、てい鍼、物療で刺激を加え、筋肉の状態の改善を図ります。痛みの出ているポイントだけでなく離れた場所が原因の場合もあり、お客様にビックリされることがあります。

では、腰痛を改善する鍵となるポイントはどこが多いかと言いますと、、、
腰痛はお腹の状態と深い関係があることが30数年の経験でわかってきました。
腰痛なのに、腰ではなくお腹?ちょっと不思議ですよね。不思議なんですが当院では腰には触れないでお腹だけの施術で腰痛が消失するお客様も現に大勢おられます。
お腹側の筋肉が弱っていたり、自律神経の問題が絡んでいることが多いためだと思います。

私がこの業界に入ったころ、指導されたとおりに強く揉むだけでは楽にもならず、勉強のために無数の治療院めぐりをした際に、もっとも楽になったのが「お腹への押圧」をしてくださった小さな治療院だったのです。
1回の施術で30分以上はお腹を揉んでくださいました。
その先生は「お腹のコリが万病の元」といつも仰ってました。腰痛、肩こりなどの痛みやコリの原因は内臓機能の低下であって、身体の外側だけを施術しても根本的な解決にはならないというものでした。内臓と筋肉、骨格の関係が大きいことをその先生から学びました。
確かに90歳、100歳でも元気な方のお腹は柔らかく弾力があります。
痛みに限らず健康の秘訣はお腹にあるといっても過言ではありません。
見落とされてきた問題をケア
当院では痛みのある方にはまず痛みをとる施術をおこなっていますが、
回数を重ねて通院して下さる方に、お腹の押圧を中心とした施術をしているのは、
このような理由があるからです。
腰痛が取れれば、次にはいつまでも健康でいてほしいからです。
腰痛の原因としては姿勢であったり、
疲労や寝不足、運動のしすぎや運動のしなさすぎ、
ストレス等原因となるものは沢山ありますが、
「内臓の機能低下」も実は見落とされがちな大きな根本原因なのです。
当院では「血流の改善」を目標に、筋肉、皮膚、関節だけでなく経絡の調整により内臓機能を高め腰痛治療に当たっています。